食べることと出すこと

潰瘍性大腸炎の体験を基にした本
著者の肩書きには「日本の文学紹介者」とあり
考えや気遣いが深く、文章にユーモアがある
とても読みやすい良書

潰瘍性大腸炎に関する本はたくさん読んだが
この本がダントツで面白い
専門的なことや検査結果の数値などはないが
医者の本より説得力もある

それにしても潰瘍性大腸炎はやっかいな難病だ
人は栄養を取るために食べるが
食べれる物が少なく、食べると具合悪くなる
そして食べたものを排泄するが
それも難しく苦労が多い
まったく自分の意図した生き方が出来ない